2022/02/03 10:23

こんにちは。
SOLO-istです。

今日は少し重めのお話になってしまうかな・・・すみません。
「薪ストーブのテント内でのご使用について・・・」です。

暖をとったり、天板の上で料理作ったりできる優位な面も多くあるのですが、
一つ使用を誤ると、火傷、火事、一酸化炭素中毒・・・など
やはり命に関わる重大事故につながるの可能性もあるので、発売元としましては禁止せざるおえない状況です。
これはどのメーカーさんも同様の告知をされておられると思います。

しかしながら・・・「自己責任」という解釈の元、SNS上やキャンプ場では利用されているのを見かけます。
そういう現実的な実情がある中で、「テント内の使用禁止」だけを謳って、事故があっても関係ない・・・
というのは少し責任逃れすぎるように思います。

テント内でのご使用は、あくまでも自己責任でお願いします・・・としつつも、やはり私としましては、
安全にお使いいただくためにも以下を発振させていただき、お願いしたいと思います。

・煙突ポートなどを備えたテントをご使用ください。
最近では薪ストーブの使用を前提としたテントも販売されるようになりました。
また、SNS等でもうまく工夫をされて使用されておられる方も多く見かけます。
ぜひ、それらを参考にしながら、設営をするようにしてください。

・薪ストーブの燃焼時には、必ず常時換気を行なってください。
テント内に一酸化炭素がたまってしまい、吸い込むことによって命が危険にさらされます。
一酸化炭素は空気よりも軽くテント内上部にたまりやすので、上部に換気窓のあるテントを選んでください。
ただ、空間中に漂いやすいので、常に換気を意識してください。

・テント内でのご使用時には、必ず一酸化炭素チェッカーを1台以上設置してください。
一酸化炭素は無色無臭です。知らないうちにテント内に充満している可能性もあります。
その危険を察知する一酸化炭素チェッカーは必須だと思います。必ず常備をお願いします。

・就寝時は必ず消火していることを確認してください。
特にお酒を飲んで酩酊状態になっている、身体の異変など気づきにくくなります。
火事、一酸化炭素中毒などの重大事故を防ぐためにも必ず消火を確認してからお休みください。

・薪ストーブを扱うときは、難燃性グローブを使用し、薪をくべるときは火バサミなどを使用してください。
燃焼時は本体、煙突部が相当な熱を持ちます。火傷防止のために必ず装着してご使用ください。

・消化器の準備やバケツに水を汲むなど、万一に備え、消火できる準備を必ずしてください。
と、同時に、薪ストーブの周りに燃えやすいものは置かないようにしてください。
帰っとボンベなど持ちかずけて置いておくと、熱で膨張し爆発する危険性があります。ご注意ください。

・小さなお子様やペットなど近くに寄らないようにしてください。


これらの事故は、正しい知識を持っていただき、対処対応していただけると防げるものだと思います。
特に一酸化炭素を吸っても自覚症状がなく、中毒症状も初めは風に似ていて、頭痛やめまい、吐き気などが見られます。
高い濃度の場合は意識不明になり最悪の場合、命を落としかねません。
こういった発信を発売元である私がおこなうことには様々なご意見もあるかと思います。
薪ストーブは安全にご使用して頂けると、本当に素晴らしいものだと思います。
これらを意識して、準備して、安全にご使用いただけることを願っております。


SOLO-ist:大倉憲久